岡本太郎の「自分の中に毒を持て」を一気に読んでしまいました。
なかなかの強いメッセージがほとばしっていました。
その中でも特に心に残ったのは
「人間は必ずしも成功することがよろこびであり大事なのではない。闘って,後に崩れる。その絶望と憤りの中に強烈な人生が彩られることもある。」
でした。
必ずしも成功が大事なのではないという言葉です。
人はついつい成功という結果を求めてしまいそうですが,そうではないのだというメッセージです。
確か「論語と算盤」の中で渋沢栄一も,同様に,
「成功とは,人として為すべきことを果たした結果生まれるカスにすぎないので気にするな」
と述べています。
「成功は結果として生まれるカスに過ぎない」と言われると,なんだかほっとしますね。
結局,人として闘うこと,為すべきことを果たすことがもっとも大切なことのようです。
(とりあえずもくもくと勉強するふるた)
毒
- 2022年10月15日